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水平かずえ(和江)の活動内容をお知らせします。
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ゴミの山は宝の山 

          

 写真のしおりについている 銀箔、金箔 はどこから採取されたでしょう?
 答えは ごみの中からです。

 携帯電話の電子部品には金、銀、パラジウム、プラチナなどの貴金属が含まれているのは有名な話ですね。 携帯電話1台から0・03グラムの金が抽出されます。 携帯1万台に相当する1トン分では、約300グラムです。 金鉱山の鉱石から採れる金は1トンあたり5グラム程度しかなく、「ゴミの山」はまさに良質な「金鉱山」なのです。

  昨日、名古屋市内のあるリサイクル工場を見学させていただきました。 技術と知恵と情熱をもって、リサイクル社会を追及し、地球環境の保全に取り組んでいました。 人間が生活し、産業が生産活動することにより発生する廃棄物を、目的に応じて加工、再生産し、リサイクル資源として供給するこのような仕事は今後さらに大切になるのだと思いました。 写真のしおりは見学のお土産としていただいたものです。

 ゴミ問題の根底にはまず、都市の膨大な量の廃棄物発生に対してその処理場が絶対的に足りないという現実があります。 しかし、最近では住民の反対や汚染の発生が少ない高度処理への要請もあり、処理場建設はさらに困難になっています。 ゆえに処理場は、住民問題の比較的少ない地区に偏在していくという発生場所と裏返しの位置関係になってしまいます。 

 私達は消費経済社会の中にいます。結果として大量の廃棄物が発生します。その処理場を迷惑施設とし、自区内で個々に対応しようというのは前向きな論理ではないと思います。 

 行政が産業立地政策や都市計画の立案の中で(空港や原子力発電所の建設がそうであるように)廃棄物処理場建設に積極的に関与するべきだと考えます。 民間任せの時代ではなくなっています。 都市規模に対し、そこで発生する廃棄物量は計算可能です。 都市計画の中で商業地域、準工業地域、住居専用地域など用途地域の線引きをする時に、どうして廃棄物処理場地域が確保されないのでしょう。 行政が積極的に関与した緑地帯で包まれた廃棄物処理場や下水処理場、世界に誇れるような廃棄物処理センターを作るというのは決して夢物語ではないと私は考えています。
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